「日常」から離れてみること
メタモる運営チーム、メタモるカタリストのKeiです。
今年の年末に行うメタモるJourneyは二部構成で最初のメタモるCampはアメリカ・シアトルで、その後のメタモるClubは日本・主に東京で行われます。
私は今回シアトル側からカタリストとして、サポートさせてもらっています。
このプログラム告知を見た時に
「日本で行えばいいプログラムなのでは?」「なぜわざわざアメリカに行くの?」
そう思った方は意外に多いかもしれません。
今日はそう思った方が、このブログを読んで少しでも納得できれば、と思って書くことにしました。
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普段私たちは、自分の「日常」の中で生活をしています。
その「日常」では自分の所属や肩書きの効力が発揮され
その中での自分の行動パターンや思考の癖などは、経験を積むに伴って
いい意味でも悪い意味でも、強固な、揺らぎのないものになっていきます。
自分の言動に対しても疑問を持つことは少なくなり、
出来上がった「型」を使い続ける日々。
そしてそんな状況は、メタモること(変容すること)をどんどんと遠ざけていきます。
そんなときは、一旦その「日常」から離れることが大切だと思っています。
ある一定の自分を築き、保ち続けてきた「日常」から離れることで、
生まれてくる不安、恐れ、揺らぎ。
その不安と揺らぎ、ある程度の不快さこそが、
従来の自分に対して問いかける間をつくります。
「何を守ろうとしていたのか?」
「何を恐れているのか?」
「何に対して反応してしまうのか?」
「自分はそもそも何をしたいのか?」
一旦離れ、日本で自分を守ってきた肩書き、スキル、ネットワーク、言語など
いろいろなものがうまく機能しない場に行ってこそ、ありのままの自分に向き合える。
真の変容は内側から起こるもの。
だからこそ、自分の「日常」から離れて、外に出て、自分の「型」を見直し
内なる変容が起こる環境を整えること。
メタモるCampでは、そんな環境を整えています。
(写真は、今回シアトルの会場となるiLEAPのある歴史的な建物です)
過去のiLEAPの参加者の中で、とても精力的に社会的な意義をもつ仕事をしていた人がいました。
他との関係性維持や周りに対するきめ細かいサポートの実施、そして社会から必要とされている事業などを運営されていました。
彼は、他からのニーズに答えることが自分の日々の原動力だと。
でもアメリカに来て、シアトルで、日々の業務やしがらみからも離れ、
時差もあるので日本とのコミュニケーションも頻繁にできない。
自分について、そして事業についても全く何も知らない人たちのところに来たことで、
はじめて、自分の中にある原動力は何だろう?と問い始めました。
外的な要素ではなく、内的な要素は何だろう、と。
これが解きほぐし作業のはじまりです。
こういったプロセスで一度解体されると、今度は
それによって開かれた心と身体をもって、自然に組み立てなおしが始まります。
そんな作業をプログラムでは丁寧に行っていきます。
自分がコントロール(支配)できることは、
自分の未来ではなくて、自分の未来につながる今の行動なはず。
行動する人のための解きほぐしと、組み立てなおしの旅。
日本から近くて、それでも日常から離れることができる
西海岸のシアトルに来てみませんか?
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