Masayuki

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自休 / Rest and Dive deep

こんにちは!Yoshiと一緒にメタモるJourneyのカタリストとして皆さんとご一緒させていただくMasaanと申します。Yoshiから引き継いで、この「メタモるJourney」についての思いを何か語れ(カタリストってそういう意味じゃなくない?(笑))ということで、そのあたりについて少しお話させていただければと思います。私は去年までコンサルティング会社で働いていまして、その充実しつつもハードな毎日に追いまくられて疲れると、必ず立ち寄る禅寺がありました。そこには千利休が死ぬ前に造った最後の庭が広がっているのですが、特に秋になると、宇多田ヒカルの「traveling」のPVに出てくるような、幻想的な風景が広がります(黄梅院っていう塔頭なんですが、秋の特別参拝、ほんとおススメです)。その庭園自体も素晴らしいのですが、その庭を眺めることのできる庵に、一扁の額がかけてあって、そこに「自休」という言葉が刻み付けてあるんですね。それは、そのお寺を開いたお坊さんの遺墨として伝わっているメッセージで、「自ら(おのずから)立ち止まって真剣に物事に対していくこと、一考していくこと」という思いが込められているそうです。自分が何かと対峙するとき、普通は立ち止まらず、何かしらの行動をしろと、対象に働きかけろ、と言われることは多いと思うのです。大学を卒業すればすぐに就活と就職が、会社を退職すればすぐに転職活動をして、次の会社での仕事が突き付けられる。でも、それだけが対峙する方法なのでしょうか?そう問いかけてみたとき、この「自休」という言葉が示す、「歩みを止めて、対峙している自分自身と向き合う」ことも大事なことなのではないかと思うのです。